フォスフォフィライトの原石がやってきた

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名前を知ったのはいつだろうか

何年か前にレアストーンを調べていた時

『フォスフォフィライト』という名前を耳にした。

...

なんという、日本語で言いにくい名前の石なのだろうと

思ったのが最初の印象だった。

香港のジュエリーショーで初めて目にしたのだが

ぱっと見、パライバトルマリンだと思ったが

よく見ると色がほんのり緑が強い。

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ほんわかして、かわいい色だと思ったが最初の印象。

ボリビアでしか取れない

このフォスフォフィライトは

めちゃくちゃレアストーンであって

産出量も他の石より圧倒的に少なく。

宝石にカットされているルースだけでも

余裕で100万越え。信じられない値段にため息をつく。

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原石でもきれいな物など、日本ではほぼ手に入らない

代物であった。

この石はダイヤモンドより

高価といわれているレアストーンの1つであるようです。

そもそも

モース硬度(石の固さ)が

3〜3.5 と宝石加工業者にとっては

泣いても、加工をやりたくない代物。

ダイヤモンドが固さが10だとすると

その石の柔らかさはもはや、カットを

施すには無理がある数値である。

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しかし、世界には挑戦者がいるようです。

きれいにカットされている、フォスフォフィライトは

やはり存在しています。日本でも持っている人も

ちらほらと。

きっと加工の段階で、何個割れたことか。

想像するだけでも、

生き残って表舞台に出ているフォスフォフィライトだけでも

価値があることがわかりますね。

そもそもなぜ

このフォスフォフィライトが表舞台(日本)で

浸透されるようになったかというと

市川春子さんという方の手がけた

『宝石の国』という漫画で

主人公の名前がフォスフォフィライトだからなのです。

一見、少女漫画のような

普段絶対読まないだろう雰囲気でしたが

読んでみたところ。

・・・・・・・・

10年以上、いろいろな石を触って、見てきましたが

ここかよー。って思うぐらい

石をよく知っている人の

知識がこの漫画にすごく集約されている。

硬度にしろ、レストーンのキャストたちにしろ

読めば読むほど、宝石の本当のことでびっくりさせられた。

アレキサンドライト

ベニトアイト

もちろん私も宝飾の業界にいるので

ここら辺までなら、見たり触ったことがあるが

フォスフォフィライトを主人公に持ってきた

市川春子さんには脱帽です。

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何とも言えない、この漫画の世界観は

きっと読む人を一気に世界に吸い込ませることでしょう。

しかも今年の10月より

テレビアニメ化が決定とのニュースもあり。

これからますますこの漫画が表に出ていくのでは

ないでしょうか。

そんなこんなで

タイミングとは怖いもので、

手元に、

フォスフォフィライトの原石がやってきました。

手が震えております。

フォスフォフィライトの原石で間違いないと思います。

一見グリーンフローライトに見えますが

結晶が双子、縦に向いた結晶、

フォスフォフィライトで間違いないでしょう。

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ボリビアの生んだ、激レアストーンの原石です。

これから宝石に加工される前の段階の原石です。

主人公のフォスのイメージにぴったりあった

美しい硬度の低い、繊細なグリーンな天然石。

市川春子さんはこの石をイメージして

この漫画を描いたのでしょう。

29日より新宿で行われる

東京国際秋のミネラルフェアで展示予定です。

※(株)リング内 月のかけら

ぜひその美しさを見に来てくださいね。

そしてこの石に出合わせてくれた市川春子さんにも

感謝です。

アニメが始まるのがすごく楽しみですね。

このアニメがたくさんの人に届きますように。

読んでくれてありがとうございました。

http://moon.ocnk.net/

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#月のかけら
#フォスフォフィライト
#宝石の国



by ryuji510 | 2017-09-27 22:47 | 天然石